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2016年9月19日月曜日

夜の箱根

毎年恒例同期入社の仲間で年に一度の旅行会。今年は箱根ということで。

夜景好きな者としては、箱根まで足伸ばすことなんてないから夜の仙石原を撮ろうと前泊の計画。雨が降ったら止めとしていたが、晴れとまではいかないまでも雲が少ないということで決行。

出るのが遅かったりしたがその日のうちに仙石原のローソンに到着。ざっと眺めると、遊歩道(?)の両脇に灯りが。夜の観光用なんだろうけど、人工的なものが入るのは嫌なのでちょっと...

撮影開始といきたいが、この辺りはクルマを止めるところがないので仙石原交差点のところにある駐車場にクルマを入れて歩くこと30分。すすきの遊歩道(?)のところに行く前に月を入れてすすきが撮れるところがあったので、歩道に座り込んでしばし撮影。車道を横切ってるのでクルマが通ると失敗。それでもなんとかそれらしいのがこれ。


もっと丘がススキ感あふれてたらよかったんだけど手前にしか見えないのが残念。すすきと月が入ったので、まぁ15点くらいか。さすがに20点札みたいな月というのは無理なはなし。1点のカス札にはならなかったのは幸い。

月がむき出しだと、キラリ~ンが出すぎて薄雲に隠れたくらいがちょうどいい感じだった。


通りすぎるクルマに乗ってた人は深夜に歩道に座り込んでいる人を見てどう思ったんだろうか。ほどほどに撮ったところで目当ての遊歩道(?)のところへ移動。行ってみると灯りが消えてた。ほどほどの時間で消えるようにしてあるんだろうな。ど深夜に行くのなんてそうそういないだろうから。

すすき越にとったりするもイマイチ。結局スマホで撮ったのがいいのかな。ピントがひどいけど。



あとは、月と関係ない構図で撮影。結構星が見えたのでうまく映り込んでくれた。


 よく見るとすばるが。そういう方角だったか... 月の方角ばっかり気にしてたから全然下調べでも気にしてなかった orz。もう少し我慢してたらオリオン座とかも見えたのかもと思うと悔しい。

ここでもしばらく時を過ごして30分かけて駐車場へ。

で、もうひとつの目的、深夜の滝。ターゲットは千条の滝。昼間と違ってどんな感じになるのか。これもクルマを止めて30分の歩き。住宅街を抜けて旅館のそばを抜けて心細い道へ。暗さが増してライトを消すと真っ暗。木が道の上を覆いかぶさるようになっているというのも怖いし、水の流れる音も怖い。引き返したくなったがせっかくだからと進む。

現場へ着いてごそごそと撮影するも30秒程度だと全然映らない。確かに星雲を撮るときはISO1600で5分くらいやってる。それぐらいは必要だと思うが怖くて長居したくなくなった。とりあえず何かしら撮ってさっさと帰ろうとヘタレモードに。で、感度を常用を超えたH2(102400)にして撮ったのがこれ。恥ずかしい写真だが、自分への戒めとしてこのまま貼っておく。


ざらざらだし、そもそも夜なのかなんだか訳わからんことになっている。星とかと一緒に撮れればいいんだろうけど、全然そういう場所ではなかった。なので怖さを克服して再チャレンジということはない。

さっさと片づけてその日のねぐら、道の駅へ行って夜の箱根写真撮影は終わり。

それにしても、夜の滝は怖かった。

2016年7月24日日曜日

念願の北アメリカ星雲

天体写真用のKiss X5を赤外改造して初の星撮影。

季節が季節だけに、北アメリカ星雲が撮れないものかとデネブのそばを狙ってみたがよく分からん。

やっぱり無理かと思い帰宅の途中で仮眠を取ろうとPAに入って、チェックしてみるとうっすらとそれらしいものが。もしやと思って帰ってからLightroomで現像してみると写ってました。



 

これでも世間的にはイマイチだが、とりあえず自分で撮れたので感動。

撮影データ
  • EOS Kiss X5 新改造
  • SMC Takumar 135mm/2.5
  • ISO 800/f5.6/150秒
  • 2016/6/3 撮影
次のコンディションがいい日に再度トライするつもりでお出かけ。今度は撮り方が分かったので、スタックしようと300秒を6枚ほど撮る。

で、DSSとGIMP2で処理して出来たTIFFファイルをLightroomで現像して

 

う~ん。ダメダメ orz 。画像処理勉強します。

撮影データ
  • EOS Kiss X5 新改造
  • SMC Takumar 135mm/2.5
  • ISO 800/f5.6/300秒 x 6枚
  • 2016/6/11
どちらも絞りすぎてたので、キラリ~ンが出てしまってる。ちょっとだけ絞ればよかったんだろうね。2.5なんて明るいレンズだし。

ちなみに、1枚めのを等倍したら結構色ずれしてるけど、こんな感じで小さい星もキラリ~ンになっている。



何年前のレンズだろう?結構古いはずだけどキレイに撮れてると思う。

梅雨明けが待ち遠しくなりました。

2016年7月18日月曜日

オートガイドとオリオン座関係

ブログをほっといてたので、写真を乗っけることにする。

去年の夏に、意外と安いオートガイダーがあるということを知って導入することに。ノートPCでやれるというのは知っていたが、今は持ってないし中古を買うとバッテリーに不安があるし、かといって新品を買うなんてのも...

ということで、KYOEI大阪でセレストロンのNew NexGuideのオートガイダーセットを購入。

これにはBORG60EDがついていたがガイド鏡とのこと。手持ちのよりも一番口径が大きい orz。ま、50FL持ってるからいいけど。

説明書を見てもあまり使い方が分からなかったけど(ちゃんと読み込んでない...)、いろいろやっている内になんとか使えるように。

で、やってみたら、10分。




画像処理のいい悪いは別として、なんとかなるということが分かった。この写真は、ガイド鏡のはずのBORG 60ED、600s、ISO1600。

調子に乗って、燃える木付近。



馬頭がうっすらとも出てない。心の眼で見る必要あり orz。これも BORG60ED、600s、ISO1600。

もっと要精進。

2013年11月24日日曜日

日周運動と飛ぶ赤い鳥

赤道儀の高度固定がなんか甘いような気がしたので、高度調節用のネジと反対側にネジを付けることに。鉄の塊への穴あけとネジ切りをしようと機械科卒の弟の家へ行く。

無事工作は完了したが、「何やってたの?」 と聞く甥と姪。赤道儀を教えようと思うが、中学一年の姪によると日周運動というのはまだ教えてないということで、簡単に説明しようと星が流れる写真を撮ることに。

結局姪は寝てしまったので説明できなかったけど、せっかくなのでブログに。

自動追尾したところ。いい感じ。





自動追尾せず、シャッタースピード15秒。ちゃんと星が流れている。



 さらに30秒。もっと流れている。




赤い鳥が飛んでいるように見えなくもない。

2013年11月6日水曜日

放射冷却と動き始めたスーパーポラリス


赤い鳥と青い鳥 の赤い鳥の撮影では、ナノ・トラッカーの上に微動雲台用として片持ちフォーク式赤道儀をつけて、そこにBORG 50FL+1.4xテレコンバータDGをつけるという構成だった。

これはステッピングモータには結構負荷がかかってると思うので、もう少ししっかりとした赤道儀が欲しいと思っていたところ、3月ころにスーパーポラリスをヤフオクで1万ちょいで入手。あこがれのがっちりした赤道儀。

自動追尾関係のパーツ自体はそれほど高くなく、精密な動きをする金属の塊がそれなりに高いと思ったので、古いけどスーパーポラリス。 今のモーターもつけられるので古くてもOK。

これに三脚とかなんやらを買って自動追尾できるように別に新品で買ったパーツが占めて4万円ほど。全部で6万円程度でなんとか一応しっかりした自動追尾の赤道儀が完成。

一揃い出来たものの、この夏は天気が悪い日が多く撮影が出来ずでもやもや。撮影時に動作確認をするつもりだったので、動作確認すらせず。

最近、やる気が出てきたので、自宅のベランダで動作確認だけしようとするも、全然追尾してくれない。もやもやするうちに2ヶ月くらい悩んだところ、ふと手動で微動調節するために買ったクラッチが全然機能してなかったことに気づいた。クラッチ板にちゃんと押し当ててなかったのが原因。

クラッチをどうかしようとするのは後回しにして、とりあえず直結して動作確認するとうまく回ってくれた。振り返ってみると、過去に何度かヒントはあったけど全然気づかなかったのがダメ。

動作するのを確認できたところで、極軸望遠鏡を使わずに極軸あわせの練習をしようとするとわりとうまいこと出来た。BORG 50FL+1.4xテレコンバータDGで撮った写真を見ると、露光時間は20秒だけどかなり点になっている。


 念のため、自動追尾を切ってみると、ちゃんと流れている。


 この調子でM42を撮ってみようと思って望遠鏡を向けるとしっかり流れてくれた。高度調節をやってないので当然。


高度調節もうまいこと出来ればと思うとわくわく。

この冬は晴れる日が多いと嬉しい。特に「放射冷却のため、明日の朝は冷えます」なんて夕方の天気予報で言われるとさらにうきうき。

この冬は放射冷却がいっぱいありますように!!

2013年2月24日日曜日

赤い鳥と青い鳥

SRT101を使わなくなって久しかったが、なんとなく星の写真が撮りたくなって始めたデジタル一眼。久しぶりのため、ピントあわせの練習も兼ねて鳥の写真を撮っていたら、そっちも被写体になってしまった。

鳥の写真といえばカワセミを追いかけるのが常識のようなので、やってみる。カワセミを追いかけ始めて1年弱。昨日、初めてまともにカワセミの写真が撮れたので、ブログに載っけてみる。


一部潰れてるけど、わりと羽がシャープに撮れてる。今まで何度か見かけたけどいつも逆光だったからうまく撮れたと思っても、家でよく見るとダメダメだった。今回は初めての順光だったので手持ちでもいい感じだった。キレイキレイ。

せっかくなので、青い鳥に対して赤い鳥。


オリオン大星雲。もう少しきれいに撮りたいけどもっと精度よく極軸を合わせた赤道儀が必要。

この青い鳥と赤い鳥。どちらもレンズは、BORG 50FL+1.4xテレコンバータDG で同じ。これ以上お金かけられないから、このレンズいいわぁ。

2012年12月17日月曜日

ふたご座流星群

前回のオリオン座流星群が残念だったので、今回トライしたところ結構いけてる感じのが撮れた。場所は変わらず自宅アパートのベランダ。時刻はカメラ時間で2012/12/14 22:48:28。


直線の光の両端が細くなっているので、うまいこと流れ星の発生と消滅がフレームに収まったことになる。結局872枚撮ったなかでこの1枚だけだった。現像の技術がちょっとアレなので、オリオン座はじめ星が見えにくいが残念。もう少し現像してみよう。

お?と思ったが、飛行機だった。


もう少し暗いところで広いところで撮りたかったよ。fisheyeで上向けてやってみたりとか。

2012年10月25日木曜日

オリオン座流星群


結局、どこにも外出せずベランダにて、20(土)、21(日)の2日間で見た流星が3つ。他に、露出4秒+連写設定+レリーズ固定 を1時間ちょい回して撮った写真で2つ見つかった。

1つめ。右の方にちょろっと小さな点。


前後のフレームでは何もないので、もしやと思い拡大してみると点ではなくて線だった。よくわからんけど流れ星のような気もする。人工衛星かもしれん。


2つめは、ちょっとは分かりやすい。


実際に目視したやつは、もう少し長かったので早く写真撮っときゃよかったと。

それにしても、2日間で1000枚近くの写真をビューアで流しながらの確認は大変だった。特に1つめのなんて点でしかないので、全体をぼぉ~っと見て、前後のフレームと比べてなんとなぁ~く違うなぁと気づかなければ判らない。画像が変化するアハ体験は結構苦手だが、これはギリ見つかった。やっぱりアハ体験とは違うのだろう。

後で思った。画像の比較ソフトとか使えばよかった。

コズミックフロントでやっていた、板垣さんはこんなのよりも細かいことをやってるんだろうなぁ。なんかのソフトは使ってたけど頭が下がる。なまりのある穏やかな話し方が印象的。そういう穏やかな感じなのに、あんなにすごいことをすごい情熱でやってるんだよな。見習わないとな。あの回のコズミックフロントは特に永久保存版だ。

2012年10月21日日曜日

赤い星の接近と独居婆ちゃんとの遭遇

オリオン座流星群の極大と同じ日に火星とアンタレスが接近するということで日曜の夕方に江戸川の堤防に写真を撮りに出かけた。

いつもと違って余裕をもって出かけたら、結構早く着いたので、遠くに見えるスカイツリーとか富士山の風景を撮ったりして時間を潰すことに。

しばらくそうしていたら、一人のお婆さんがこちらへとことこ。「あれはスカイツリーですか?」と。はいそうですと答えると、自宅のそばで見えるということを意識したことが無かったようで「初めて見た」ととても喜んでいた。

なんでも、1月に旦那さんが亡くなってから体調を崩してずっと寝込んでたと。ようやく最近になって少し動けるようになって、今日初めて堤防の上を散歩していたところ、写真を撮っている僕を見つけて聞いてきたということだった。旦那さんのほかにも弟さんも最近亡くなったとかで不幸が続いたようだが、別に湿っぽくなるわけでもなかったので明るく話をしていた。

そこそこ時間が経ったのでお婆さんは帰って行った。スカイツリーが見えたり、話をしたりしたので、少しは気持ちが楽になるといいなと思ってると、暗さが増してきたので本来の目的へと。

肝心の星が全然見えないので、google スカイマップをかざしてそれらしいところへカメラを向けるとそれっぽいのが写った。何枚か撮ったなかで一番よさげなのがこれ。クリックして拡大しないとわからん。


中央上方の2つの赤い点。上が火星で下がアンタレス。中央に見える塔がスカイツリーならいいんだけど、それにはもっと上流にいかないとダメ。

火星なんて赤くはっきりと見えるのに、なんで?と思ったら、西側には眠らない町東京があるから明るいんだなと。低い位置とあいまって、ぜんぜん見えやしない。かといって、高い位置を期待してもまだ日が落ちてないので、全然見えないと。

こんなことなら、いつもの場所に行けばよかったな。これは去年撮った木星が沈むところ。ここも、西側には少し光があるけど、東京ほどではないだろうから、もう少し見えたのでは?と思ったり。


もっと暗いところに住みたい。