2012年10月21日日曜日

赤い星の接近と独居婆ちゃんとの遭遇

オリオン座流星群の極大と同じ日に火星とアンタレスが接近するということで日曜の夕方に江戸川の堤防に写真を撮りに出かけた。

いつもと違って余裕をもって出かけたら、結構早く着いたので、遠くに見えるスカイツリーとか富士山の風景を撮ったりして時間を潰すことに。

しばらくそうしていたら、一人のお婆さんがこちらへとことこ。「あれはスカイツリーですか?」と。はいそうですと答えると、自宅のそばで見えるということを意識したことが無かったようで「初めて見た」ととても喜んでいた。

なんでも、1月に旦那さんが亡くなってから体調を崩してずっと寝込んでたと。ようやく最近になって少し動けるようになって、今日初めて堤防の上を散歩していたところ、写真を撮っている僕を見つけて聞いてきたということだった。旦那さんのほかにも弟さんも最近亡くなったとかで不幸が続いたようだが、別に湿っぽくなるわけでもなかったので明るく話をしていた。

そこそこ時間が経ったのでお婆さんは帰って行った。スカイツリーが見えたり、話をしたりしたので、少しは気持ちが楽になるといいなと思ってると、暗さが増してきたので本来の目的へと。

肝心の星が全然見えないので、google スカイマップをかざしてそれらしいところへカメラを向けるとそれっぽいのが写った。何枚か撮ったなかで一番よさげなのがこれ。クリックして拡大しないとわからん。


中央上方の2つの赤い点。上が火星で下がアンタレス。中央に見える塔がスカイツリーならいいんだけど、それにはもっと上流にいかないとダメ。

火星なんて赤くはっきりと見えるのに、なんで?と思ったら、西側には眠らない町東京があるから明るいんだなと。低い位置とあいまって、ぜんぜん見えやしない。かといって、高い位置を期待してもまだ日が落ちてないので、全然見えないと。

こんなことなら、いつもの場所に行けばよかったな。これは去年撮った木星が沈むところ。ここも、西側には少し光があるけど、東京ほどではないだろうから、もう少し見えたのでは?と思ったり。


もっと暗いところに住みたい。

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