2013年11月24日日曜日

日周運動と飛ぶ赤い鳥

赤道儀の高度固定がなんか甘いような気がしたので、高度調節用のネジと反対側にネジを付けることに。鉄の塊への穴あけとネジ切りをしようと機械科卒の弟の家へ行く。

無事工作は完了したが、「何やってたの?」 と聞く甥と姪。赤道儀を教えようと思うが、中学一年の姪によると日周運動というのはまだ教えてないということで、簡単に説明しようと星が流れる写真を撮ることに。

結局姪は寝てしまったので説明できなかったけど、せっかくなのでブログに。

自動追尾したところ。いい感じ。





自動追尾せず、シャッタースピード15秒。ちゃんと星が流れている。



 さらに30秒。もっと流れている。




赤い鳥が飛んでいるように見えなくもない。

2013年11月6日水曜日

放射冷却と動き始めたスーパーポラリス


赤い鳥と青い鳥 の赤い鳥の撮影では、ナノ・トラッカーの上に微動雲台用として片持ちフォーク式赤道儀をつけて、そこにBORG 50FL+1.4xテレコンバータDGをつけるという構成だった。

これはステッピングモータには結構負荷がかかってると思うので、もう少ししっかりとした赤道儀が欲しいと思っていたところ、3月ころにスーパーポラリスをヤフオクで1万ちょいで入手。あこがれのがっちりした赤道儀。

自動追尾関係のパーツ自体はそれほど高くなく、精密な動きをする金属の塊がそれなりに高いと思ったので、古いけどスーパーポラリス。 今のモーターもつけられるので古くてもOK。

これに三脚とかなんやらを買って自動追尾できるように別に新品で買ったパーツが占めて4万円ほど。全部で6万円程度でなんとか一応しっかりした自動追尾の赤道儀が完成。

一揃い出来たものの、この夏は天気が悪い日が多く撮影が出来ずでもやもや。撮影時に動作確認をするつもりだったので、動作確認すらせず。

最近、やる気が出てきたので、自宅のベランダで動作確認だけしようとするも、全然追尾してくれない。もやもやするうちに2ヶ月くらい悩んだところ、ふと手動で微動調節するために買ったクラッチが全然機能してなかったことに気づいた。クラッチ板にちゃんと押し当ててなかったのが原因。

クラッチをどうかしようとするのは後回しにして、とりあえず直結して動作確認するとうまく回ってくれた。振り返ってみると、過去に何度かヒントはあったけど全然気づかなかったのがダメ。

動作するのを確認できたところで、極軸望遠鏡を使わずに極軸あわせの練習をしようとするとわりとうまいこと出来た。BORG 50FL+1.4xテレコンバータDGで撮った写真を見ると、露光時間は20秒だけどかなり点になっている。


 念のため、自動追尾を切ってみると、ちゃんと流れている。


 この調子でM42を撮ってみようと思って望遠鏡を向けるとしっかり流れてくれた。高度調節をやってないので当然。


高度調節もうまいこと出来ればと思うとわくわく。

この冬は晴れる日が多いと嬉しい。特に「放射冷却のため、明日の朝は冷えます」なんて夕方の天気予報で言われるとさらにうきうき。

この冬は放射冷却がいっぱいありますように!!